獅子毛(振り毛)の被り方を床山さんに習ったので、忘れないよう動画に撮りました。獅子毛は歌舞伎の演目『連獅子』で有名です。今回使用した獅子毛は歌舞伎の舞台でお使いいただける本式の物になりますので、相当な重量感です。
獅子毛(振り毛)の被り方
【被り方の解説】
被る時に化粧等が付かないよう両前毛を紙で巻いてカバーします。
白の日本手ぬぐいで被り手に鉢巻きをします。位置は男性の指で3本分位眉毛から上あたりです。
鉢巻きは後ろで縛ります。
被り手に両耳を持ってもらい、背後から一気に強く被せます。
獅子毛の前髪は上にあげてダッカールピンなどで留めておきます。(化粧が付かないようにするため。)
布紐を後ろの2枚ハギの間で2回からげて縛ります。
結び目を2枚ハギに収めてボタンを留めます。
両耳を通した太紐をあご下で強く2回からげて縛ります。絶対動かないように強く縛ってください。
余った太紐は両耳などに引っ掛けてください。
馬櫛(まぐし)のような荒歯櫛で表面を梳かします。引っかかったら強く引っ張らずに抜いてください。両前毛の紙も取って梳かしてください。(動画ではつげブラシを使っています。)
【外し方の解説】
あご下の紐を外します。
真上に向けて手ぬぐいごと一気に外してください。
店の裏で撮ったので、背景があまり綺麗ではありませんがご容赦ください🙇♀️
世の中に獅子毛を被る必要のある方も少ないとは思いますが、被り方を知りたい方、被った気になりたい方など、よろしければご覧になってください。